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ペンと透明水彩で描いた自作の紹介やアート観賞のレビューなど。
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この日はローマを飛び出して、アマルフィ海岸へ。

まずはローマからナポリ経由でサレルノまで電車で3時間ほど揺られます。サレルノはローマとは全く違う雰囲気、のんびりとした海辺の小さな街。

そのサレルノからフェリーで40分ほど、海風を受けてクルージングすると、アマルフィが見えて来ます。海岸から見るアマルフィは色とりどりのかわいらしい街!

ドゥオーモ(教会)のある広場と続くメイン通りはオープンカフェに囲まれ、とってもにぎやかなのに、1本奥に入ると石壁の何もない幻想的な道が続きます。

そんな道の途中にあるピッツェリアで夕食をとり、ドルチェやさんでエスプレッソとレモンのドルチェをいただきました。お腹いっぱいになり、海岸を散歩しながら宿へ戻ります。夜景のアマルフィも素敵でした。【お願い】コメントの際は、パスワードに「コメント」とご入力ください。(スパム対策です。)
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初対面のローマは、雑然とした雰囲気の大味な街で、私にとってはとっつきにくく、ひと目で「かわいい!」「素敵!」となるような街ではなかったのでした。
降り立った空港は、古くて暗くてがらーんとしており、空港から市街地へ出る電車や、地下鉄には落書きが多く、決して清潔とは言えません。
車の運転は乱暴で、信号がない通りは、まるでアジアのように車が行き交う中をタイミングを見計らって渡らなければなりません。

そんなローマのいい所を探そう!ということで、ローマ初日は当初のバチカン観光を変更して、ローマ観光へ。
とりあえずは一番有名なコロッセオとフォロ・ロマーノを中心に、周辺のスポットを散策してきました。


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とんでもなく長い期間ブログを放置してしまいました・・・。
前回は年明けのごあいさつだったとは!
この間に来ていただいた方、申し訳ございません。

さて、8月にイタリアはローマ&アマルフィに旅してきました。
(旅からも1ヶ月経とうとしていますね・・・。)
ツアーには参加せず、自由気ままな個人旅行、観光メインでスケッチは
ほとんどしていないのですが、絵日記はつけていたので、
それらを中心に少しだけ旅の様子を紹介したいと思います。

まずはお決まりのフライトスケッチから。

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あけましておめでとうございます。
みなさまどんな年末年始を過ごされたでしょうか。

私は年末の大掃除で腰を痛めてしまい・・・、
座ったままの姿勢でいることが一番つらく、
年賀状を書く気にもなれず、昨年の積み残しの色塗りをする気にもなれず・・・。
物書きや色塗りって座って下を向きっぱなしなので、本当に腰にくるんですよね。
そんなこんなで新年のごあいさつは遅れ気味になってしまいました。

幸い、立ちっぱなしや歩くことは大丈夫なので、散歩や買い物には出かけられます。
こんな時は開き直って、都合よく「充電期」と解釈し、色塗りはあきらめ、
週末はしばらくのんびり過ごします。

こんな始まりの2012年ですが、3年間続いた三十六景展から多くを得て、
今後どう描いてくか考える年となりそうです。
そして、いつでも描けるよう、もっと体を鍛えないと!

みなさまにとって、2012年が幸せで有意義な一年となりますように。


2012newyear【お願い】コメントの際は、パスワードに「コメント」とご入力ください。(スパム対策です。)
久しぶりに美術展へ行って来ました。

ひとつは「モダン・アート アメリカン -珠玉のフィリップス・コレクション」。ずっと観たいと思っていたのですが、なんだかんだと先延ばしにしているうちに、最終日。仕事がたまたま空いたので、駆け込み閲覧です。

アメリカのアーティストたちが、主にフランス絵画の影響を受けながら、レアリズムから、印象派、抽象主義へと、自分たちのスタイルを模索していく歴史を追うことができます。

展覧会では絵自体よりも、女性画家のジョージア・オキーフの言葉に打たれました。
「リアリズムほどリアルでないものはない。選択、除去および強調によってのみ、我々は物事の真のリアルな意味に到達できるのだ」

efdfefa2.jpeg

















そんな彼女の作品は、画面いっぱいに拡大して描かれた葉。目の前に立つと、大胆な構図に、流れるような曲線と、濃いエンジと淡いグレーのコントラストに包み込まれるようです。器が大きくて、どこか「母」を思い起こさせます。

そしてもうひとつ、千駄ヶ谷の佐藤美術館で行われている「神戸智行展 イノセントワールド」。こちらも最終日に、近くに行ったついでに何となく寄ってみたのですが、とてもよかった。木、葉、石、虫、ヤモリ、金魚など、自然を描いたものが多く、和紙を効果的に使ったやさしい世界。決して強い主張のある作品ではないけれど、静かな迫力がある。こういう主張のさせ方ってとても難しい。

幸運なことに、ご本人にも遭遇し、少しお話することができました。現実の風景や現実のモチーフをスケッチして、そこからイメージを膨らませて、何枚も構図をとって描くのだそうです。


kanbe_kinbyobu.jpg









kanbe_kingyo.jpg















帰り途、ジョージア・オキーフの言葉を思い出していました。「選択、除去、強調」。私は、その過程を経た神戸氏の作品に、自然のやさしさを感じ、オキーフの作品には、包み込むような器の大きさを感じたのですね。

そして、恐れ多いことですが、オキーフの言う「選択、除去、強調」とは、私自身が三十六景展を通して考えたことと、たぶん近いのです。絵を描くことは「変換」なんじゃないかなと、「変換」のあり方が「個性」なんじゃないかなと思います。見たものをそのまま描くのではなく、そこに描き手の主観が入り、現実からいかに「変換」しているのかを観る方は楽しんだり、共感したりしてくださるのではないでしょうか。

現場で実物と対峙して描いていくと、現実にひっぱられすぎてしまうことがあります。実物の持つパワーって強いですから。見たままを、ただただそのまま描いてしまう。着彩でも、つい現実の色を塗ってしまう。そうして現実にひっぱられすぎると、私の場合、たいていちょっとつまらない絵ができあがってしまうのです。
「あなたはどんな『変換』を表現したいの?」
そんな風に問われているような気がした美術展めぐりでした。

 
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プロフィール
HN:
Chinatsu
性別:
女性
自己紹介:
『永沢まことのとっておきスケッチ上達術』に感銘し、こんな風に楽しく描いてみたい!とペンを取りました。以来、仕事の合間を縫って絵を描く日々を送っています。

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