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ペンと透明水彩で描いた自作の紹介やアート観賞のレビューなど。
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秋晴れの井の頭公園へスケッチに行ってきました。
ケヤキの木の根っこと横長に広がる向こう岸が気に入り、この場所を選びました。しばらくすると、かわいらしい親子連れがやってきたので、パノラマに広げて。木々が中心のため、久々に自由にペンが走り、気持ちのいいスケッチでした。

inogashira_201111
(ランドスケープ G4×2)※クリックすると拡大します

実は、行く前は公園内よりも吉祥寺の街を描きたいと思っていたのです。
でも、師匠から「36景作品で街は飽きただろうから、今日は自然の風景をゆったり描きましょう」と。ちょっぴりやる気を失いかけましたが…、素直に従ってみると、確かに自然は街に比べて線がやわらかく、リラックスして描けました。

たまにこういうことがあるんです。
自分ではここ!と決めて出かけてみたものの、考えすぎのせいか、現実を前にすると今ひとつ固くなってしまい、その場の空気をつかめない。でも、こんなふうに先生の提案に従ってみたり、仲間にふらふらついて行ってみたり。自分と違う視点でこんなとこどう?と提案されると案外すらすらっといくことがあります。

スケッチポイントとの「出会い」。
あまり決めすぎず、先生や仲間だけではなく、その場所に流れる空気や人々の息づかいなど、周りに流されてみることで新しいポイントや視点に出会えることがあるのですよね。今度肩に力が入りすぎているなと思ったら、このことを思い出そうっと。 【お願い】コメントの際は、パスワードに「コメント」とご入力ください。(スパム対策です。)
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TOKYO 三十六景展 FINAL! 大盛況のうちに終了しました。
足を運んでいただいたみなさま、応援くださったみなさま、ありがとうございました!


※画像をクリックすると拡大します

今回私が出展した「有楽コンコース」。

当初は六本木のクリスマスイルミネーションを描こうと思っていましたが、東日本大震災に続いた原子力発電問題で、都会的で人工的な光に魅力を感じなくなってしまったのです。逆に、失われつつある下町や、夕焼けなどの自然の光を描きたいと思い、探し、この場所に行きつきました。

洗練された銀座の街と、日比谷のオフィス街の間に横たわる有楽町ガード下。最近はおしゃれなお店も増えてきたけれど、昭和のまま時が止まったかのようなこの一画。壊れた看板や、放り投げられたゴミに囲まれた中で、今も変わらず人々が集い、にぎわっている様子に魅かれました。

描き始めてからは、「自分の色」と「線の強化」を意識しました。魚眼レンズでのぞいたようなデフォルメにも挑戦。 昨年に比べて、色についてのコメントが減り、デフォルメした形の面白さや、全体の雰囲気についての感想を多くいただき、「線の強化」という目的を少しは果たせたのかなと思います。複数の方に「絵本のよう」と言っていただきましたが、「ゴミと飲み屋ですよ」と返して笑い合いました。絵本には似つかわしくないモチーフであります。

今回で最後となった三十六景展。私にとっては、全紙(56cm×76cm)との闘いであり、自分の個性と向き合うことでした。毎年追いつめられて、苦しかったですが、この展覧会を通してようやく全紙との距離のとり方、自分らしい絵を描くことがどういうことなのか分かってきたように思います。こんな機会を作ってくださった師匠、仲間たち、観に来てくださった方々に心から感謝しています。

本当にありがとうございました!【お願い】コメントの際は、パスワードに「コメント」とご入力ください。(スパム対策です。)


36view2.jpg



















一作年、昨年に続き、3回目の「TOKYO36景展」。
今年は最終回、FINALです。
それだけに参加者のみなさんの力の入りようはすごいものがあります!
ぜひ足をお運びくださいませ。

今回、私は「有楽町ガード下」にチャレンジしています。
昭和レトロな雰囲気がただよう風景を私なりに描いてみたいと・・・今も格闘中です。
私は週末と最終日の祝日は会場にいる予定です。
お越しいただいた際にはぜひお声がけくださいね。

案内のハガキをご希望の方、どうぞお気軽にお知らせください。
お送りいたします。
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フランスの観光地としてあまりにも有名なモンサンミッシェル。
想像していたよりも田舎、海と草原と羊しかない平野の真ん中に、ぽつんと現れました。
頂上にそびえる修道院が未だ放つ神聖なオーラと、
原宿の竹下通りに負けないほどにぎやかなお店通り。
修道院や監獄だった過去と、観光地としてにぎわう現代。
まったく違う二面性を持つアンバランスさが魅力の小さな島でした。

Mont Saint Michel in Red - 夕焼けのモンサンミッシェル全景 -


(アルシュ 300×760)

何度も写真や絵を見たことがあるせいか、
初めてなのに初めて見る気がしないモンサンミッシェル。
その全景を描いておこうと、草むらの中でひとり向き合っていると、
だんだん長い歴史の重みを感じてきます。
昔の修道女や巡礼者も、こんな夕景を仰ぎ見たでしょうか。

Mont Saint Michel in Blue - モンサンミッシェルの修道院内部 -


(アルシュ 760×550)

島の頂上にある修道院。
古い石壁が青みを帯びたグリーンに変色し、そこに漂う空気までが染まっているよう。
ステンドグラスから差し込む光が神聖な雰囲気をかもし出します。

ゼラニウムの咲くレストラン


(ウォータフォード F6)

雨の降る午後、ちょうどこの上に屋根があり、雨宿りを兼ねて描いた一枚。
窓辺に咲くゼラニウム、 壁をつたうアイビー、アイアンの看板と
フランスらしい佇まいのレストラン。
このレストランで食べた名物ラムステーキは忘れられない美味しさでした!

ホテルの窓から


(ワットマン 455×190)

モンサンミッシェル島内の高台にある老舗ホテル。
ブルーで統一されたアンティークなインテリアの室内から、朝焼けが見えました。
細長い窓に合わせて細長い紙に。

小さなお店シリーズ


モンサンミッシェル名物プラールおばさんのオムレツやさんla mere poulard」


モンサンミッシェル近くのサンマロの街のお菓子屋さん。


同じくサンマロ、早朝のベーカリー。

(3点とも ホワイトワトソン SM)

フランスにはかわいらしいお店がたくさん!
小さなスケッチブックに写しとりたくなります。


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モンサンミッシェル スケッチ旅 関連記事

モンサンミッシェル スケッチ旅 -3日目-
モンサンミッシェル スケッチ旅 -2日目-
モンサンミッシェル スケッチ旅 -1日目-
モンサンミッシェル スケッチ旅


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3日目は、サンマロでスケッチすることに。
昨日までの移動にやや疲れ、ホテルが近くにある場所で描きたいなあと思ったのです。

結構肌寒く、パーカーの上にジャケットを羽織り、ストールをぐるぐる首に巻いて出かけますが、それでも風が冷たくて、カフェに逃げ込みます。赤いインテリアが印象的。




お昼は近くのシーフードレストランで。

MSMPH3-4.jpg














このあたりはムール貝が産物らしく、どこのお店もムール貝のワイン蒸しを看板メニューにかかげています。一緒にランチした仲間が注文したので、少し分けてもらいました。日本で食べるムール貝は巨大で苦手ですが、これは小ぶりでワインが効いていて、いくらでも食べられます。

私はサーモンのグラタンをいただきました。こちらも熱々でなかなかおいしい。

MSM3-1.jpg





















さてさて、午後からは気持ちを新たに別の場所でスケッチをしました。(絵は後日アップ予定。)途中雨に降られてカフェで雨宿りしながら。

夕方になって、モンサンミッシェルに描きに行った仲間たちと合流し、ホテル近くのシーフードレストランにてディナー。評判のレストランとのこと、手の込んだパイ包みから、迫力のシーフードてんこもりまで、どれもこれもおいしかったー!

MSM3-2.jpg














初日はなかなかペンは乗って来ませんが、お腹だけは絶好調なのでした。
・・・スケッチというより食いだおれ旅のようです。

*関連記事*

完成作品:モンサンミッシェル スケッチ旅 -作品-



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プロフィール
HN:
Chinatsu
性別:
女性
自己紹介:
『永沢まことのとっておきスケッチ上達術』に感銘し、こんな風に楽しく描いてみたい!とペンを取りました。以来、仕事の合間を縫って絵を描く日々を送っています。

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