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ペンと透明水彩で描いた自作の紹介やアート観賞のレビューなど。
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この秋の野外スケッチの課題は、
5人以上の動く人物を入れた風景。

動く人を描くのは、本当に難しい。
形をとらえる、という意味では
最難関モチーフではないかと思います。

なので、11月の新宿御苑でのスケッチは、
カメラも使いつつスケッチしてきました。
デジカメで現場で人物の動きを確認しながら
描けるのはこの時代だからこその方法ですね。



カメラを使うのは時にタブー視されますが、
個人的には道具は使いようではないかとも思います。
ドガなどの画家や、ノーマン・ロックウェルなどの
著名なイラストレーターも写真を使ったそうですが、
魅力的な作品を残しています。


スケッチ当日は肌寒い日でしたが、親子連れが多く、
子供たちが駆け回って遊んでいました。
できるだけ動きを殺さないように、
写真を確認しながら、線にスピードをつけて
動く人物をなんとかとらえ、秋の柔らかい
日差しがあたるようなイメージで仕上げました。


(ランドスケープ G6)

講評会では舞台設定や人物の選び方がよいという評価!
仲間の作品では、人物が何をしているのか、
どんなストーリーが込められているのか、
そんな空気感が伝わる絵が評価が高かったように思います。

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11月も後半にさしかかり、
街はすっかりクリスマスモードですね。
夏からカードを販売いただいているパディーズさんに、
クリスマスカードを届けて来ました。

クリスマスモチーフは線スケッチを始めた当初、
教室で小物を描いたくらい。
カード作成にあたって、どうしよう・・・と考え、
クリスマスといえばサンタクロースでしょう!と、
靴下を編むサンタさんを描いてみました。


(モンバルキャンソン F1)

普段は目の前の風景や人物を描くことがほとんど。
さすがにサンタクロースを目の前にすることは
できないため、雑誌やネットを参照し、
いろいろな写真を素材にして、
想像力を働かせながら描きました。
古い、アンティークな雰囲気を出せたらと、
色は全体にセピア調にし、赤と緑をポイントに。

こちらはカードデザイン風に遊んでみました。
靴下を、編んで(Knitting)、吊るして(Hanging)、
プレゼントで笑顔(Smiling)というわけです。


(モンバルキャンソン F1)

私自身は編み物をしないのですが、
今回は編み物モチーフに惹かれました。
何かと忙しい年末、こんなふうに編み物を
しながらクリスマスを待つゆとりの時間を
持てたらなという願望ゆえでしょうか。

両方とも、ポストカードと、ポストカードの
二つ折サイズのミニカードを用意しています。
ポストカードは158円、ミニカードは210円です。

パディーズさんは、
にぎやかなクリスマスの小物がいっぱいでした。
お近くに行かれた際は、ぜひのぞいてみてください。

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今回のスケッチ教室のテーマは「人物」。
ということで、スポーツ選手の写真からムービングクロッキーをかきました。

クロッキー帳を見せるのって完成作品を見せるよりもなんだか緊張します。素の自分、あるいは自分の裏側や内面をみられているような気がするから。師匠いわく、「人物素描は素の画力が出る。教室などで横並びにすると、個性や力の差が明確に出る」とのこと。やっぱり!

私が選んだのはオリンピックシーズン到来のフィギュアスケーター。身体の線が分かりやすく、動きが派手で、何よりも美しいので描きがいがあります。

前回のバンクーバー五輪の前後に買ってあったスポーツ雑誌「Number」から写真を選定。写真は、全身が入っているものを選ぶことがポイントです。なかなか全身の入っている大きい写真はないので、図書館で探してそのページだけコピーを撮ったり、画像検索をしたりしているスケッチ仲間も多かったです。

私は人物が得意というわけではないのですが、だからこそ写真でもモデルでもクロッキーで一番気をつけているのは、全身のバランス、特に「腰」が入るようにすること。頭に対する肩、腰、足の位置を注意深くとります。グリッド線をひく描き方もありますが、写し取る感じになってしまい、人物の動きや流れをつかみづらいように思います。

全身のバランスがとれたら、人物の雰囲気や動きを出せるように肉付けします。この点で著名人を描くのはよい練習になるそう。顔はもちろんですが、姿勢や動きに出る「その人らしさ」を捉えられているかを判断しやすいからだそうです。



 

安藤美樹選手。「レクイエム」の時の写真です。
身体をひねる動きが多いプログラムでしたが、このひねっている感じを出すのが難しい。

師匠から、動きが感じられてよいが、奥の腕が不自然に見える、という指摘を受けました。写真通りだったとしても、角度の関係などで不自然に見える場合は、多少違っても説得力を持たせてアレンジして描くべきだと言われましたが・・・そんな高度なことをするには、身体の構造などをもっとよく知る必要がありそうです。

次も安藤美樹選手。
「雰囲気を出す」という点で自分では結構気に入っているのですが、決めポーズのためか動きはあまり感じられませんね。




鈴木明子選手。
片足が切れている写真しかなかったです。うーん、雰囲気をつかみきれていない。




キムヨナ選手の「007」
手足が長いので、バランスが難しい。




頭の位置に対して、腰の位置はかなり左にあり、位置を把握するのに何度か描き直しました。描き直していくにつれて、だんだんとスピード感が失われてしまいます。クロッキーでも水彩作品でも、完成度をあげつつスピード感やライブ感を保つのは、至難の技です。




ここまで読み返してみると「難しい」とばかり言っていますが・・・やってみると意外と楽しい!今度は男性のスケーターも描いてみたいです。




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6月にスケッチ仲間、松田さんの個展に訪れた鎌倉にてスケッチしてきました。
時間が経ってしまっていますが・・・その後私自身の個展などで時間がとれず、
ようやく色塗りを終えました。

教室で「さらっとSMサイズの画用紙に描く」というテーマの講義があった直後だったので、
画用紙に描いてみましたが・・・なかなかさらっといかず、結構描き込んでいます。
この時さらっと描くのって案外難しい・・・!と思い知り、
月日が前後しますが、8月の八ヶ岳ではポストカードサイズにスケッチしてみたのでした。



 
松田さんにおすすめされた鎌倉3大洋館のひとつ、古我邸(旧荘清次郎別荘)。
門から建物まで遠いこと! シーンと静かなのにものすごい存在感。
現在は元カーレーサーの古我氏の奥様がひとりで住まれているそうです。
手前に門とツタの葉を入れて、距離感を出してみました。




こちらは松田さんの個展が行われたギャラリーカフェ、ゼルコバ・テラスのエントランス。
一本となりの小町通は人であふれていましたが、
ここは嘘のように人が少なく、のんびりした雰囲気さえあります。
テラス席もあり、外でお茶するのも気持ちがいい。
鎌倉散策で人ごみに疲れたら、アートに触れながらお茶するスポットとしておすすめです。

(2点とも ホルベイン画用紙ブック SM 160×228mm)

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今年の夏は絵の教室をお休みしています。
個展や旅行と重なってしまったためです。

私の通う教室では、夏は奥多摩にて野外スケッチを行くことが多く、
今年もみんなは奥多摩へ。
昨年は奥多摩の鳩ノ巣渓谷で描いたなと思い出していました。
その完成品は、昨年末の丹沢グループ展(神奈川県自然環境保全センター
ブナの森ギャラリー、中西のりこさん企画)に出展したのでした。

個展の際、「あの作品もよかったです」とグループ展に行かれた方に
コメントをいただきました。
半年以上前のことなのに、覚えてくださっているのがとても嬉しく、
昨年はほとんどブログの更新をしていなかったので・・・、
この機会に載せよう!と思い立ちました。




「碧樹」(アルシュ 760×560mm)

奥多摩、鳩ノ巣渓谷に佇む玉川水神社。
水の女神が祀られる祠のまわりは、神々しい雰囲気に満ち、
渓谷を見守るように大樹がそびえ立っています。
大樹の葉が茂り、夏なのに涼しげな青色の世界が広がっていました。
現地で受けた印象を大事にして、青色を中心に仕上げてみました。


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プロフィール
HN:
Chinatsu
性別:
女性
自己紹介:
『永沢まことのとっておきスケッチ上達術』に感銘し、こんな風に楽しく描いてみたい!とペンを取りました。以来、仕事の合間を縫って絵を描く日々を送っています。

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