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ペンと透明水彩で描いた自作の紹介やアート観賞のレビューなど。
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10月期の野外スケッチは、江戸東京たてもの園へ行って来ました。『千と千尋の神隠し』のモデルとなった建物がいくつかあり、注目を浴びた場所です。私ははじめて訪れました。

園内にはレトロな建物がたくさん。まずは、園内をぐるりと一周。あたたかい囲炉裏に誘われて、わらぶき屋根の古民家へ入ると、ボランティアの方が子どもさんとかざぐるまを作っている光景が。穏やかな秋の光が差し込んでいて、まるで物語のワンシーンのよう。すぐにペンを取り出し、人物から描きはじめました。

今回は個展の時にスケッチ仲間や先輩と話題になった、自分なりの「ちょうどいい描き込み」を探ってみようと、あえて描き込みをおさえてみました。ついぎっちりと描き込みしちゃうんですよね。彩色は、手前は濃いめに、奥は薄めにと、メリハリを意識して塗ってみました。

885b93f6.jpg



















クラスの仲間からは、
「緻密さと大胆さが両方入っている」
「配色をおさえていて、それが印象的」
「アルルの人物より迫力はないが、線がやわらかい」
「子どもの顔がもう少し見えてもいいかな」
といったコメントをいただきました。

師匠からは、
「アルル以来、人物に興味が出て来ている。この際、人物に取り組んでみるのもはよい。ただ、人物画は売れない」
「この作品はまだテスト段階。特に大人のおばさんの形がおかしい」
「奥はもう少し描き込みをしたほうが手前は引き立つ」
「この人物が何をやっているのか絵を観た人に伝わりづらい」
とのこと。うーん、文字にしてみると結構厳しいですね・・・。自分としては、人物に「取り組む」というよりは、描きたいものがその時はたまたま人物だった、という方が近いのです。人物はおもしろいモチーフではあるんですけどね。

今回は来年の三十六景展FINALを意識してか、描いた場所らしさが絵を観た人に伝わるか?、個性が出ているか?という観点での講評が師匠からは多かったように思います。

さてさて、四時間に渡る講評会の後は毎年恒例の忘年会。ワイン片手に、イタリアン。みんなでわいわいと今年の思い出を語りました。

2010_bounen.jpg
















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プロフィール
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Chinatsu
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女性
自己紹介:
『永沢まことのとっておきスケッチ上達術』に感銘し、こんな風に楽しく描いてみたい!とペンを取りました。以来、仕事の合間を縫って絵を描く日々を送っています。

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