ペンと透明水彩で描いた自作の紹介やアート観賞のレビューなど。
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前回、原宿・表参道で女の子を描く その1の続きです。
午後になって気温も上がって来たので、カフェを出て、ラフォーレ辺りをウロウロしますが、動く人を捉えるのは難しい。クロッキー帳にラフに描くのがやっとです。時間もあまりないし、水彩紙に作品として描くのはあきらめ、写真とクロッキーで人物の素材を溜め込む作戦に切り替えました。
解散後、竹下通りを通って帰ると、原宿らしいかわいい女の子たちがいっぱい!そして、ピンクにハート型の看板のクレープ屋さん!まさに原宿!!と午前のカフェが地味だっただけに、テンションが上がりまくりです(笑)。その場で数人をクロッキーに描き、写真を取りました。
続きは自宅にて構成を練ります。魅かれる人物をクロッキー帳に描きながら、配置を考えていきます。水彩紙にペンを入れる時にはなるべく勢いをつけて線を描きました。
私が行っているペンスケッチは、現物を見て、現場で下描きなしで、直接ペンで描くことを基本としていますが、動く人物を主役にした場合は、私にはまだ現場で描き切る技量がありません。そこで、より一般的な、ラフスケッチや写真などの素材から組み立てる描き方をとります。この場合、写真に頼り切ってうまくまとめてしまうのではなく、現場で感じた雰囲気や思いを、いかに出せるかを大事にしているつもりです。
ウキウキした原宿の感じを出したくて、全体にピンク色の世界になるように彩色しました。でもピンク色ってなかなか難しいですね。変に主張してきたり、逆に少しでも重ね塗りを誤ると汚くなってしまったりして・・・。結局、背景までピンク色だと何が何だか分からないので、バックは少し落として夕暮れ時にしてみました。
講評会では、手前の主役の女の子をもっと強くしたほうがいいと言われましたので、線と色を強くしてみました。違い、分かりますか? 確かに、この子が手前にぐっと出たことで、奥行きが感じられるようになりました。
その他には、女の子の服装や持ち物、細かいしぐさなどがよく出ているということでした。ただし、手前の女の子は若干美化しすぎというご指摘。そう、少し漫画っぽくなりすぎましたね。
【お願い】コメントの際は、パスワードに「コメント」とご入力ください。(スパム対策です。)
午後になって気温も上がって来たので、カフェを出て、ラフォーレ辺りをウロウロしますが、動く人を捉えるのは難しい。クロッキー帳にラフに描くのがやっとです。時間もあまりないし、水彩紙に作品として描くのはあきらめ、写真とクロッキーで人物の素材を溜め込む作戦に切り替えました。
解散後、竹下通りを通って帰ると、原宿らしいかわいい女の子たちがいっぱい!そして、ピンクにハート型の看板のクレープ屋さん!まさに原宿!!と午前のカフェが地味だっただけに、テンションが上がりまくりです(笑)。その場で数人をクロッキーに描き、写真を取りました。
続きは自宅にて構成を練ります。魅かれる人物をクロッキー帳に描きながら、配置を考えていきます。水彩紙にペンを入れる時にはなるべく勢いをつけて線を描きました。
私が行っているペンスケッチは、現物を見て、現場で下描きなしで、直接ペンで描くことを基本としていますが、動く人物を主役にした場合は、私にはまだ現場で描き切る技量がありません。そこで、より一般的な、ラフスケッチや写真などの素材から組み立てる描き方をとります。この場合、写真に頼り切ってうまくまとめてしまうのではなく、現場で感じた雰囲気や思いを、いかに出せるかを大事にしているつもりです。
ウキウキした原宿の感じを出したくて、全体にピンク色の世界になるように彩色しました。でもピンク色ってなかなか難しいですね。変に主張してきたり、逆に少しでも重ね塗りを誤ると汚くなってしまったりして・・・。結局、背景までピンク色だと何が何だか分からないので、バックは少し落として夕暮れ時にしてみました。
講評会では、手前の主役の女の子をもっと強くしたほうがいいと言われましたので、線と色を強くしてみました。違い、分かりますか? 確かに、この子が手前にぐっと出たことで、奥行きが感じられるようになりました。
その他には、女の子の服装や持ち物、細かいしぐさなどがよく出ているということでした。ただし、手前の女の子は若干美化しすぎというご指摘。そう、少し漫画っぽくなりすぎましたね。
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先日、スケッチクラスで原宿・表参道エリアへ野外スケッチへ行って来ました。今回のテーマは、女の子。
雪のちらつく寒い日で、午前のうちはまだ寒くて外で描ける気がしません。早めのお昼とカフェスケッチを兼ねて、スタバへ逃げ込みました。
店内が暗いので、奥のほうはかなり見えづらい。しかもこの日は眼鏡を忘れ、細かいところは全く見えません・・・。なので、デジカメで撮影し、その場で細部を確認しつつ描きました。自宅でレンガや床、バックの看板などの描き込みを足して線画は完成です。
「原宿・表参道」というテーマにしては、場所も人物も落ちついた感じで、若干消化不良・・・。ボツにしようかとも考えたのですが、今回の課題はF4サイズを2枚仕上げること。線から描き直したら、おそらく講評会に間に合わない・・・。ということで、現場で描いたライブ感のある線を活かした色塗りを試みることにしました。暗い場所でしたが、あえてあまり塗り込まないようにして、普段よりも軽めのタッチで。
(アルシュ 350×240)
現場で描いたライブ感のあるスケッチ作品は、色を塗ると勢いが失われてしまうことがよくあるのですが、筆のタッチを活かすことで、ある程度は線の勢いを残せるように思いました。線画の段階で、そんなに気に入ってなかったからこそ、思い切って実験ができたのがよかったです(笑)。
講評会では、師匠から真ん中の人物を強くしたほうがよいと言われました。線を強くし、色も少しだけ加えました。そうすることで、全体にぼんやりしていたのが、締まった感じがします。手前の女性だけが目立っていたのが、中間でも目が止まるようになりました。(直す前の絵は残し忘れてしまいました・・・。)
他には、手に動きがあること、おしゃべりしているような様子がうかがえる点がよいとのこと。 カフェスケッチは動きが止まりがちなので、手や顔の表情を豊かにするか、ウェイトレスなどの動きを加えるとよいそうです。なるほど!
午後は外でのスケッチを試みましたが・・・これは難しかった〜。長くなりそうのでまた後日にしますね。
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雪のちらつく寒い日で、午前のうちはまだ寒くて外で描ける気がしません。早めのお昼とカフェスケッチを兼ねて、スタバへ逃げ込みました。
店内が暗いので、奥のほうはかなり見えづらい。しかもこの日は眼鏡を忘れ、細かいところは全く見えません・・・。なので、デジカメで撮影し、その場で細部を確認しつつ描きました。自宅でレンガや床、バックの看板などの描き込みを足して線画は完成です。
「原宿・表参道」というテーマにしては、場所も人物も落ちついた感じで、若干消化不良・・・。ボツにしようかとも考えたのですが、今回の課題はF4サイズを2枚仕上げること。線から描き直したら、おそらく講評会に間に合わない・・・。ということで、現場で描いたライブ感のある線を活かした色塗りを試みることにしました。暗い場所でしたが、あえてあまり塗り込まないようにして、普段よりも軽めのタッチで。
(アルシュ 350×240)
現場で描いたライブ感のあるスケッチ作品は、色を塗ると勢いが失われてしまうことがよくあるのですが、筆のタッチを活かすことで、ある程度は線の勢いを残せるように思いました。線画の段階で、そんなに気に入ってなかったからこそ、思い切って実験ができたのがよかったです(笑)。
講評会では、師匠から真ん中の人物を強くしたほうがよいと言われました。線を強くし、色も少しだけ加えました。そうすることで、全体にぼんやりしていたのが、締まった感じがします。手前の女性だけが目立っていたのが、中間でも目が止まるようになりました。(直す前の絵は残し忘れてしまいました・・・。)
他には、手に動きがあること、おしゃべりしているような様子がうかがえる点がよいとのこと。 カフェスケッチは動きが止まりがちなので、手や顔の表情を豊かにするか、ウェイトレスなどの動きを加えるとよいそうです。なるほど!
午後は外でのスケッチを試みましたが・・・これは難しかった〜。長くなりそうのでまた後日にしますね。
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ソチオリンピック、盛り上がっていますね!今回の日本選手の活躍は、10代の羽生選手や平野選手のように若い選手が活躍して世代交代ねと思いきや、40代の葛西選手のメダルもまた感動的でした。一方で、惜しくもメダルを逃した高橋大輔選手や上村愛子選手のような、メダルには届かなかったけれど、競技人生を昇華したというような、深い笑顔もまた魅力です。つい、テレビばっかり観てしまいます。
さてさて、昨年末に鹿児島へスケッチに行って来ました。鹿児島スケッチャーのみなさんと交流し、楽しく有意義な時間を過ごして来ました。作品は冬休みの宿題としていたので、一部紹介します。
まずは軽く食べ物スケッチ。帰ってきてから思い出深かったものを写真と記憶で描きました。食べ物はなるべくおいしいうちに集中して食べたい派。なので、写真や記憶からスケッチをすることもしばしば。久しぶりに水彩色えんぴつを使って、軽〜く彩色してみました。
(ホルベイン画用紙 SM)
こちらは、「犬飼の滝」。坂本龍馬が妻お龍と日本初の新婚旅行をした場所だそうです。以前描いた、夏の奥多摩で感じたのと同じような、静かで神秘的な雰囲気を感じる場所でした。その作品と同様に、青色を中心に仕上げてみました。奥をもう少し塗り込んでもいいのかもしれません。
(アルシュ 560×380mm)
そして、「蒲生の大楠」。日本最大の巨木だそうです。樹齢は推定1500年。なのに葉が青々と茂り、幹は隆々として若々しい。
(モンバルキャンソン 750×1100mm)
全紙で描きたいと思っていたのですが、切らしていたので、現地で調達可能だった特大全紙を広げて描きました。この大きさは初めてのチャレンジです。本当は半分に折って全紙サイズで描こうと思ったのですが、巨木を前にすると、特大全紙もさして大きくないように感じたのです。
しかしながら、家に帰って広げてみると、やはり、かなり大きい!・・・ということで、なかなか仕上がらず、とりあえずひと通りペンを入れた未完成の状態です。モノトーンだけで仕上げることも考えましたが、若々しい雰囲気を出すために彩色もしたいと今のところ考えています。その前にもっと描き込みも必要かな。仕上がりは、いつになるのやら・・・。
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まずは軽く食べ物スケッチ。帰ってきてから思い出深かったものを写真と記憶で描きました。食べ物はなるべくおいしいうちに集中して食べたい派。なので、写真や記憶からスケッチをすることもしばしば。久しぶりに水彩色えんぴつを使って、軽〜く彩色してみました。
(ホルベイン画用紙 SM)
こちらは、「犬飼の滝」。坂本龍馬が妻お龍と日本初の新婚旅行をした場所だそうです。以前描いた、夏の奥多摩で感じたのと同じような、静かで神秘的な雰囲気を感じる場所でした。その作品と同様に、青色を中心に仕上げてみました。奥をもう少し塗り込んでもいいのかもしれません。
(アルシュ 560×380mm)
そして、「蒲生の大楠」。日本最大の巨木だそうです。樹齢は推定1500年。なのに葉が青々と茂り、幹は隆々として若々しい。
(モンバルキャンソン 750×1100mm)
全紙で描きたいと思っていたのですが、切らしていたので、現地で調達可能だった特大全紙を広げて描きました。この大きさは初めてのチャレンジです。本当は半分に折って全紙サイズで描こうと思ったのですが、巨木を前にすると、特大全紙もさして大きくないように感じたのです。
しかしながら、家に帰って広げてみると、やはり、かなり大きい!・・・ということで、なかなか仕上がらず、とりあえずひと通りペンを入れた未完成の状態です。モノトーンだけで仕上げることも考えましたが、若々しい雰囲気を出すために彩色もしたいと今のところ考えています。その前にもっと描き込みも必要かな。仕上がりは、いつになるのやら・・・。
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銀座のヴァニラ画廊にて、エドワード・ゴーリー展が開催されていると知って、近くに行ったついでに寄ってみたら、なんと行列がついていました!30人ほどでしょうか。私が帰る時にはさらに増えて40〜50人は待っていたかと思います。行列のできる美術展はよくありますが、行列のできる画廊って、初体験かもしれません。コアなファンが多いのですね。こんなに日本で人気があるなんて、恥ずかしながら全く知りませんでした。
私がゴーリーを知ったのは、河出書房から出ている絵本を友人に見せてもらったのが最初。その後、確かヴィレッジバンガードで紹介されていて、自分でも数冊買いました。特に「キャッテゴーリー」(写真左上)を気に入って、しばらく飾ったりしていたのですが、ここのところは本棚の奥の方に入れっぱなしでした。
ゴーリーはイラストレーターであり、絵本作家であり、ミステリ作家であり、舞台デザイナーでもあったようです。展示はポスターやフライヤー(チラシ)、書籍といった印刷物が中心でしたが、リトグラフは数十点ありましたし、貴重な原画も10点ほどありました。それにカンバッチ、ぬいぐるみ、トランプカード、豆本などのグッズも。
極細のペンとインクによる丹念な線描がゴーリー絵画の特徴です。ペンだけのモノクロ画が中心で、彩色の場合は水彩で軽くフラットに仕上げられています。原画は想像以上に小さく、手のひらサイズやその半分くらいのものも。それが何十倍にも引き延ばされてポスターになっていても、まったく粗さが出ないのです。線描の魅力を感じます。
子どもの死など、残酷なテーマを取り上げるゴーリーの世界は、この世の不条理さを表していると言われています。しかし、そんな中にもユーモアがある。シュールで独特の世界観は、ハマると抜けられない魅力があるのでしょう。
だけど、私自身が好きなのはやっぱりゴーリーの描く猫たち。本当のゴーリーファンとは言えないのかもしれませんが・・・。ユーモアたっぷりで、表情豊か。ゴーリー自身、猫が大好きで、生涯独身で猫と暮らしたそうです。ゴーリーの作品の中では、子どもでも怪我したり死んだりすることが多いのですが、猫だけはほとんどひどい目に合わないそうです。
展示としてやや残念だったのは、絵やキャプションの配置。たくさんの作品を並べるため、壁に二段、三段と飾られているのですが、作品のサイズが小さく、繊細な絵のため、下のほうは腰をかがめないと観られません。また、キャプションが細かい文字のため、混雑の中、中腰のままみんな顔を近づけており、観づらそうでした。これだけ人気のアーティスト、今まで日本での展示がなかなか実現しなかったそうですが、小さくともどこか美術館で展示してもらえたら、もっとゆっくり観られるのにな・・・と今後に期待です。
展示は28日まで。入場料は1000円かかります(下部写真のパンフレット付)。詳細はこちら。
待つことを覚悟で時間に余裕を持って、あたたかくして、でもギャラリー内は人が多くて暑いですので重ね着で、かつ中腰しやすい服装でお出かけされることをおすすめします(アート観賞っぽくないですね・・・笑)。
また、今回のコレクションを所有されている濱中利信さんのウェブサイト「Wonderful World of Edward Gorey 」でも多数の作品が紹介されていますので、ぜひシュールな世界を覗いてみてください。
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私がゴーリーを知ったのは、河出書房から出ている絵本を友人に見せてもらったのが最初。その後、確かヴィレッジバンガードで紹介されていて、自分でも数冊買いました。特に「キャッテゴーリー」(写真左上)を気に入って、しばらく飾ったりしていたのですが、ここのところは本棚の奥の方に入れっぱなしでした。
ゴーリーはイラストレーターであり、絵本作家であり、ミステリ作家であり、舞台デザイナーでもあったようです。展示はポスターやフライヤー(チラシ)、書籍といった印刷物が中心でしたが、リトグラフは数十点ありましたし、貴重な原画も10点ほどありました。それにカンバッチ、ぬいぐるみ、トランプカード、豆本などのグッズも。
極細のペンとインクによる丹念な線描がゴーリー絵画の特徴です。ペンだけのモノクロ画が中心で、彩色の場合は水彩で軽くフラットに仕上げられています。原画は想像以上に小さく、手のひらサイズやその半分くらいのものも。それが何十倍にも引き延ばされてポスターになっていても、まったく粗さが出ないのです。線描の魅力を感じます。
子どもの死など、残酷なテーマを取り上げるゴーリーの世界は、この世の不条理さを表していると言われています。しかし、そんな中にもユーモアがある。シュールで独特の世界観は、ハマると抜けられない魅力があるのでしょう。
だけど、私自身が好きなのはやっぱりゴーリーの描く猫たち。本当のゴーリーファンとは言えないのかもしれませんが・・・。ユーモアたっぷりで、表情豊か。ゴーリー自身、猫が大好きで、生涯独身で猫と暮らしたそうです。ゴーリーの作品の中では、子どもでも怪我したり死んだりすることが多いのですが、猫だけはほとんどひどい目に合わないそうです。
展示としてやや残念だったのは、絵やキャプションの配置。たくさんの作品を並べるため、壁に二段、三段と飾られているのですが、作品のサイズが小さく、繊細な絵のため、下のほうは腰をかがめないと観られません。また、キャプションが細かい文字のため、混雑の中、中腰のままみんな顔を近づけており、観づらそうでした。これだけ人気のアーティスト、今まで日本での展示がなかなか実現しなかったそうですが、小さくともどこか美術館で展示してもらえたら、もっとゆっくり観られるのにな・・・と今後に期待です。
展示は28日まで。入場料は1000円かかります(下部写真のパンフレット付)。詳細はこちら。
待つことを覚悟で時間に余裕を持って、あたたかくして、でもギャラリー内は人が多くて暑いですので重ね着で、かつ中腰しやすい服装でお出かけされることをおすすめします(アート観賞っぽくないですね・・・笑)。
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